9月2日、菅義偉官房長官が総裁選挙に立候補することを正式に発表しました。
これまで7年8か月にわたる安倍政権を支えてきた菅官房長官ですが、外交に必須となる英語力・英会話力はどの程度なのでしょうか?
今回は「官義偉の英語力・英会話力は?菅官房長官と英語にまつわるエピソード」と題しまして、菅義偉官房長官の英語力・英会話力について調べてみました。
菅義偉の英語力・英会話力は?
これまでは、国内の舵取りや調整を任されてきた感じのある菅官房長官ですが、首相になれば、外交でも表に立たなくてはなりません。
もちろん、専門的な話や神経質な話題には通訳は不可欠だと思いますが、サミットなどで談笑する際も通訳がつきっきりでは話もはずまないですよね。
そこで、菅義偉官房長官の英語力に関する情報を探してみましたが、出てくるものは、「菅さんは英語はダメ」「そもそも話しているのを聞いたことがない」など、一様に判定不能といった感じでした。
ご参考まで、アメリカ人コメンテーターが政治家の英語力を点数で評価していたものがあったのでご紹介します。(これは、あくまで、米国出身で4カ国語を操るコメンテーターのケビン・クローン氏お一人による判定です)
総裁選に正式に立候補した菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏、それから比較のために安倍晋三氏、小泉進次郎氏、河野太郎氏の6人についての判定は以下の通りです。
90点 小泉進次郎 | 発音は、本人が『ジャパングリッシュ』と笑いを取っているように、日本人の発音。でも、外国人が聞き取れる発音だし、講演後、英語で質疑に応じている |
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88点 河野太郎 | 発音は米国発音に近く、いちばん聞き取りやすい。ただ、アピール力で小泉氏がちょっと上 |
75点 安倍晋三 | すごく準備をして、ジェスチャーも練習したのが見て取れる。世界に日本をアピールできている点は評価できる |
70点 岸田文雄 | 発音はきれいだが、原稿を読み上げているだけで、質疑応答は通訳まかせ。アピールできていない |
10点 石破茂 | 英語は理解できるが、英語力は未知数。会見では冒頭だけ英語で挨拶。基本は日本語 |
判定不能 菅義偉 | 外国特派員協会での会見はすべて日本語。2019年5月の訪米時も、日本語だけ。政界引退後、フィリピンへの語学留学が夢 |
(出典:SMART FLASH)
評価のポイントは発音だけでなく、アピールできているかも大きいようですね。
菅官房長官は英語を話さないようですが、大学を卒業していますし、英語の勉強は充分にしているはずですから、小泉進次郎氏のように「ジャパングリッシュ」と開き直ってでも、日本をアピールしていただきたいです。
逆に考えると、世界も世間も期待していないので、少しでも話せば好意的にとらえられるかもしれません!「政界引退後にフィリピンへ語学留学」もいいですが、是非、在職中に短期集中で頑張って欲しいです。
2019年の訪米:外交デビュー
菅義偉官房長官の外交歴を見てみましょう。
実質的な外交デビューと言われたのは、2019年5月の訪米です。
そもそも危機管理を担う官房長官の外国出張というのはあまり例のないことだそうです。
菅氏の外国出張は、官房長官就任後では2015年10月の米領グアム以来2度目でした。
安倍晋三首相とトランプ米大統領の首脳外交の一翼を担う形で、ワシントンとニューヨーク菅氏の外国出張は、官房長官就任後では2015年10月の米領グアム以来2度目を訪れ、ペンス副大統領やポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行と会談しました。
しかし、菅官房長官が英語を話しているところは全く報じられませんでした。
この事実上の外交デビューをめぐり、当時、自民党内では「ポスト安倍への意欲では」と臆測が出ていたとも言われています。
翻訳機に対するコメント
2017年4月、菅義偉官房長官は、同時通訳システムの展示会で「自動翻訳機を2020年までに実用化させよう」と訴えました。
当時は2020オリンピックで増加する外国人観光客の対応に、自動翻訳機の活用が期待されていました。
多忙を極める菅氏が、こうした旗振り役を担ったきっかけは、3月の経済財政諮問会議で、サントリーホールディングスの新浪剛史社長が「ダボスに行った際ももっと英語が上手に話せたらと悔しかった」と漏らしたことだったそうです。
新浪氏は、ハーバード大学のMBAを取得している方です。
その新浪氏の上記のコメントが菅氏には意外だったようです。
「政治家を引退したら、フィリピンに行って英語の勉強をするのが夢」という菅氏ですが、自動翻訳機が進歩すると、その夢も変わってしまうかもしれませんね。
まとめ
今回は「官義偉の英語力・英会話力は?菅官房長官と英語にまつわるエピソード」と題しまして、菅義偉官房長官の英語力・英会話力について調べてみました。
菅義偉氏の英語力・英会話力は今のところ「判定不能」でした。全く話さないからです。
「引退したらフィリピンへ語学留学」という夢をお持ちであるということは、英語アレルギーではなく、興味はあるということだと思いました。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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