空手の東京五輪組手女子代表に選ばれている植草歩選手が、全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えました。
この二人は、植草歩選手が帝京大学在籍時代も指導者と選手の関係でした。
植草歩選手の発信内容によると、時代錯誤のパワハラにしか聞こえませんが、
いったい香川政夫強化委員長とは、どのような経歴の方なのでしょう?
竹刀をコントロールできるということですが、剣道の腕前はたしかなのかも気になります。
また、植草歩選手以外に、パワハラを受けた選手はいるのでしょうか?
今回は、「」と題してお届けします!
香川政夫の経歴・学歴
早速、香川政夫(かがわ まさお)強化委員長のプロフィールから見ていきましょう。
生年月日:1955年6月8日(2021年3月現在、65歳)
出身:大阪府
出身大学:帝京大学
資格:全日本空手道連盟公認八段
香川氏は、植草選手と同じ帝京大学を卒業しています。
帝京大学時代の実績は以下の通りです。
- 「第6回関東学生空手道選手権大会」個人組手優勝
- 「第1回ワールドカップ世界大会」団体形の部優勝
- 「第3回松濤杯世界空手道選手権大会」個人組手の部優勝
- 「第28回全国空手道選手権大会」組手の部と形の部で優勝
指導者としては、帝京大学空手部師範として、以下のような結果を残しています。
- 全日本大学空手道選手権大会団体に男女で複数回の連覇
- 同大会の個人4種目制覇(令和元年)
日本だけでなく、世界各国でも空手道の指導・普及に活躍。
帝京大学空手道部師範、NPO法人日本空手松濤連盟首席師範、公益財団法人全日本空手道連盟選手強化委員会委員長として指導を行うほか、全日本学生空手道連盟常任理事、関東学生空手道連盟常任理事・評議員も兼任。
以上の経歴を見る限り、空手会ではかなり力のある人のようです。
空手オリンピック代表植草歩選手へのパワハラを告発された全空連強化対策委員長香川政夫 過去に怪我をしてプレートを埋め込んだ植草選手の左目を竹刀で突くという基地外ぶり パワハラではなく傷害罪 pic.twitter.com/zY9TY9UVfi
— KAIZEN FITNESS 101 (@101Kaizen) March 28, 2021
香川政夫の剣道の腕前
今回の報道で特に気になったのは、香川政夫氏が「選手に対して竹刀を突きや蹴りに見立て、振り回したり、突いたりする一方で、選手はこれをかわしながら、蹴りや突きで反撃させるという練習」を行っていたという部分です。
『わしはコントロールできるから大丈夫や。』と言って、他のコーチからの言葉にも耳を貸さなかったそうですが、香川政夫氏が剣道の有段者であるというような事実はみつかりませんでした。
これに対して、ネットでは、「剣道に親しむ身からすれば竹刀を「手軽な道具」のように扱われるのは非常に不愉快といえる」というコメントに多くの人が同意しています。
たしかに、剣道の腕前が高かったとしても、剣道の大切な道具である竹刀を、手軽な練習道具のように扱うのは、剣道に対する尊敬が足りないと捉えられても仕方がないのではないでしょうか。
過去のパワハラ疑惑
香川政夫氏のパワハラ疑惑については、女子組手55キロ級の宮原美穂(23)選手について取り上げた記事に、次のような記載がありました。
9位に終わった昨年11~12月のPLマドリード大会後。帝京大の香川政夫師範にその消極的な姿勢を指摘され、大学の道場に響き渡るほどの大声で怒鳴られた。
香川師範から叱られた経験はなくショックは大きかった。自主練習期間だった年末は胴着に袖を通すことができなかった。(引用元:西日本スポーツ)
「大学の道場に響き渡るほどの大声で怒鳴られた」ことにより、自主練習期間中は胴着に袖を通すことができないほどのショックを受けた、というのは、パワハラに値すると思います。
これは、2020年3月の報道でしたので、当時からすでに「相手が恐怖を感じるほどの大声で怒鳴る」ような行為はあったようです。
まとめ
今回は、「」と題してお届けしました。
立派な経歴の方ですし、指導者としても実績があるようですが、後年徐々にパワハラが進んだのでしょうか。
非常に残念ですね。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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