チンパンジーのプリンちゃんは、「志村どうぶつ園」で人気者となった、パンくんの娘。
誕生まもなくから成長を見届けてきた方も多いと思います。
そんなプリンちゃんも、2015年9月22日生まれなので、もう4歳10か月です!
今回は、「」と題しまして、プリンちゃんの母親や誕生時の状況、そしてプリンちゃんがかわいそうという声についても調べてみました。
プリンちゃんの母親
プリンちゃんの父親は、テレビでもお馴染みのパンくんです。
母親は「ポコちゃん」です。
ポコちゃんは、2001年9月27日、北海道札幌市の円山動物園に生まれました。
当時は「ミヨちゃん」と名付けられていました。
チンパンジーは生息場所によって4種類に分けられるそうで、ポコちゃんは、西チンパンジーという種類。ちょっとワイルドな顔つきが特徴の種類だそうです。
パンくんは西チンパンジーと中央チンパンジーのハーフだそうです。
たしかに、ちょっと顔つきが違いますね。
ポコちゃんは、2004年に丸山動物園から阿蘇カントリードミニオンに引越しました。
北海道から熊本とは長距離の引越でしたね。気温差にもびっくりしたのでしょうか。
同時期に、パンくんも宮崎市フェニックス動物園から阿蘇カントリードミニオンに引っ越しました。
この引越しは、「繁殖を目的とした譲渡」という形だったようです。
そして、ポコちゃんはパンくんと一緒に、トレーナーの宮沢さんの下、ショーに出演するようになりました。
パンくんの半分は優しさで出来ている。。。なぁんて。ポコちゃんの尻に敷かれてる^m^。 pic.twitter.com/3HCDFi1J
— たかな・れんこ (@cuddly_wanko) July 28, 2012
そんなパンくんとポコちゃんが良い雰囲気になったのは2009年頃と言われています。
志村どうぶつ園でも「パンくんの初恋」として、放送していましたね。
志村園長が、パンくんにポコちゃんの気をひくよう色々アドバイスするのですが、なかなかうまくいかず、唯一興味を引けたのが「バカ殿」の衣装を着た時だったとか。
ポコちゃんの大好きなブドウやバナナをあげるようにとパンくんに渡しても、途中で食べちゃうパンくんが可愛かったのを覚えている人も多いのでは?
ポコちゃんは、なかなか気が強い女子のようで、ポコちゃんがおやつを独り占めにしている姿は2011年頃も見られたそうです。
そんなポコちゃんとパンくんでしたが、じっくり愛を育み、2015年9月にめでたく「プリンちゃん」が生まれました!
プリンちゃん誕生時の状況
プリンちゃんの誕生日は2015年9月22日です。
同年10月3日放送の志村どうぶつ園で、「プリン」という名前と共に発表されました。
番組では、赤ちゃんが未熟で弱った状態にあるため、やむを得ず一時的に母子を隔離すると説明され、生後4日目からプリンちゃんは飼育スタッフの手で育てられました。
チンパンジーを担当していた元動物飼育員です。とても共感しました。
そして、プリンちゃんが生まれたとき感動的なVTRになってしまったんですが、生まれてすぐ「人工保育」かよって思いました…
育児放棄とか正当な理由があるならまだいいんですが…— 元動物飼育員 shunta (@shunta48768645) April 4, 2020
プリンちゃんが生まれた時の体重は1400~1500グラムだったようです。
平均はおよそ1800グラムだそうですので、極めて未熟というわけでもなさそうですが。
ポコちゃん、うまく育児ができなかったのでしょうか?
プリンちゃんがかわいそう?
可愛いプリンちゃんの誕生を喜ぶ一方で、プリンちゃんがかわいそうという声も上がりました。
野生チンパンジーの研究者である松阪崇久氏は、赤ちゃんが未熟で弱った状態にあるとする番組の説明には矛盾や間違いがあり、早期に赤ちゃんを母親に返すべきだと主張しました。
プリンちゃんの写真には唇を前に突き出したものが多いけど、これはチンパンジーの乳児が不安や不満をあらわす時の表情。「口元がキュートです」とか書いてるけど@志村どうぶつ園公式 https://t.co/ycUdXbGbdZ
この映像の冒頭、密輸のために捕獲された赤ちゃんの表情と同じ https://t.co/dAvwkh5dVK pic.twitter.com/ocb1OEhEmi
— Matsusaka T / 松阪崇久 (@matsusakat) March 13, 2018
この件については、類人猿研究者や動物園関係者からなる団体であるSAGAからも批判声明を出しました。
チンパンジーの不適切な飼育、特に人工保育は社会性の発達に関して重大な障害を引き起こします。仲間のチンパンジーから隔絶された状態で人間がチンパンジーをショーに出すために訓練をおこなうことは極めて不適切な行為です。母親と仲間に囲まれて暮らす本来のチンパンジーの子どもの姿と、母と子の成長の様子を来園者に見てもらうことが、チンパンジー・プリンの発達にとっても一般の人々へのメッセージとしても最優先されるべきです。
もし、プリンちゃんを母親の元に返さない理由が、「プリンちゃんをショーに出すため」だけなのであれば、松阪崇久氏やSAGAの批判ももっともだと思います。
プリンちゃんがかわいそうという一般の方の意見も見られます。
カドリードミニオンは早急にチンパンジーの赤ちゃん「プリンちゃん」を母親に返してあげて下さい!
— コロン@クレイジーカラス (@penta45) February 3, 2016
チンパンジーのプリンちゃんは今すぐ母親のポコちゃんに帰すべき。帰したとしても、カドリードミニオンと志村動物園が犯した罪を忘れてはならない。繰り返させてはならないから。
専門家の方々は、母親から引き離したこと自体を間違いとしています。https://t.co/3Gmr1I2Raq— takako (@takakotohiroki) December 26, 2015
でももし、ポコちゃんが育児放棄をしていたなら、、、と考えると、全容がわからない視聴者には判断できない問題ですよね。
せめて、志村園長とプリンちゃんの間に愛情や信頼関係が育っていたと信じたいなと思いました。
志村けんさんが亡くなったなんて信じられない
うちの愛犬と同じ名前のプリンちゃん(チンパンジー)は、もう会えないなんてわからないよね(ノД`)・゜・。
辛すぎる pic.twitter.com/J8gxL9Z0Ck— kissmark (@mymelo_july) March 30, 2020
まとめ
今回は、「」と題しまして、プリンちゃんの母親や誕生時の状況、そしてプリンちゃんがかわいそうという声についても調べてみました。
プリンちゃんの母親は、札幌生まれのポコちゃん!
ポコちゃんとパンくんが出会ってから11年後に誕生したのがプリンちゃんです。
プリンちゃんをめぐっては可愛い!だけでなく、かわいそう!という意見もありましたのでご紹介させていただきました。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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